ホームkeyboard_arrow_rightコラムkeyboard_arrow_right統の「のれん」を福祉がつなぐ。内藤米穀店の事業承継をプロデュースしました。

統の「のれん」を福祉がつなぐ。内藤米穀店の事業承継をプロデュースしました。

2026年3月21日付の岩手新聞にて、私が理事を務める「社会福祉法人 手をつなぐ」と、盛岡市飯岡で70年以上の歴史を持つ「内藤米穀店」様の事業承継について大きく取り上げていただきました。

今回のプロジェクトは、私自身が中小企業診断士として「経営の持続性」を考え、社会福祉法人の理事として「障害者の就労機会」を模索する中で実現した、非常に意義深い取り組みです。

地域に愛された「のれん」を守るために。

内藤米穀店は、先代から続く地域密着のお米屋さんです。店主の竹田代表が長年切り盛りされてきましたが、後継者不在により一時は廃業も検討されていました。

「長年支えてくれたお客様に、これからも安心を届けたい」 「70年以上続くこの場所を、何らかの形で残したい」

そんな竹田様の切実な想いに触れ、私は中小企業診断士の知見を活かし、「社会福祉法人による事業承継」という新たなモデルを提案いたしました。

中小企業診断士×社会福祉法人が生むシナジー

今回の承継には、2つの大きな柱があります。

  1. ノウハウの徹底した継承:法人の利用者が1年かけて精米から販売、接客までのノウハウを直接学びます。単に場所を譲り受けるのではなく、「職人の技と心」を継承することに重きを置いています。

  2. 障害者の「職」の質の向上:既存の店舗・商圏を引き継ぐことで、障害のある方々が「地域社会の循環」の中に直接入り、プロとして働く場を創出します。

「お金では買えない価値」を次世代へ

贈呈式で、70年以上掲げられてきた木製の看板を受け取った際、その重みに身が引き締まる思いでした。

私としても、中小企業診断士としてのコンサルティング能力と、福祉の現場を繋ぐことができたことは、一つの理想的なモデルケースになると確信しています。

「後継者不在という社会課題」を、「福祉の充実」という解決策で繋ぐ。 この持続可能なビジネスモデルを、これからも地域に広げていきたいと考えています。

今回の承継にご尽力いただいた竹田様ご夫妻、そして応援してくださる地域の皆様に心より感謝申し上げます。 新しく生まれ変わる内藤米穀店の「のれん」を大切に守り、育ててまいります。後継者不足にお悩みの事業者様、社会福祉法人との連携を検討されている法人様は、ぜひ一度ご相談ください。

Kuraコンサルティング株式会社 代表取締役 松田 径之

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